ものがなかなか捨てられない方へ
「もったいなくて物が捨てられない」
物が捨てられないという方は多いです。
物がない時代を生きてきた高齢の方ほどその傾向は強く、
「いつか使うかも」「いたましい」「置いておく場所があるからまだ取っておこう」
こうしてどんどん使わないものが溜まっていきます。
一見片付いていそうなお宅でも、押し入れや天袋、納戸を開けたら物がぎっしり。
いつから入っているのかわからないような時代物がわんさかと出てきたりします。
ですが、それはいつ使うのでしょうか?
5年も10年も30年も眠ったままのものは、この先もきっと使うことはありません。
捨てることがもったいなくてできないのであれば、リサイクルに回しましょう。使ってくれる人を探しましょう。
そこに眠らせたままにしておいても、結局遺された家族が捨てる手間が発生するだけです。
「それでも処分できない」
という方も多くいらっしゃいます。
その場合は、割り切ってもう捨てるのをやめましょう。
亡くなった後、遺された家族に任せるのも一手です。
自分ができないことを家族にしてもらってもなんら悪いことではありません。
むしろ処分をを家族に任せれば、その間家族は思い出してくれて、双方にとって大切な時間になるかもしれません。
処分できない、片づけられないことで自分を責めることはやめ、割り切ってしまいましょう。
危険がないかの点検だけは怠らず
今は大きな災害がいつどこで発生するかわかりません。
地震が来たとき、上から落ちてくるものはないか?
逃げる時の導線上に、邪魔になるものはないか?
自分の命を脅かすものがないかはしっかりと点検し、片づけておくことは必須です。
細かいものが捨てられなくても、ポイントだけは押さえておきましょう。
終活の目的は、老後の心配事をできるだけなくし、心を晴れやかに、残りの人生をいきいきと自分らしく過ごすことです。
いきいきと自分らしく過ごす。
ご自分が健康でいられるような配慮は何よりも大事です。
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