成年後見は大切な制度です

老いは等しく誰にでも訪れます。

身体が少し不自由になったという場合は、福祉サービスを使いながらおひとりで暮らすこともじゅうぶん可能だと思います。

怖いのは認知症になった時です。

子どもがいる、あるいは親族と密に交流しているかたは頼るあてもありますが、そういったつながりがないかたはどうでしょうか。

認知症になる=判断能力が衰える・なくなったら、自分の尊厳を守って生活することが大変難しくなります。

子どもや親族に代わって自分の尊厳やQOL(生活の質)を守ってくれる人が成年後見人です。

本人のことを考えて、本人の環境を整えます。

成年後見制度のしくみ

成年後見制度は「法定後見」と「任意後見」のふたつからなってます。

簡単にいうと

法定後見は認知症になってから利用するので後見人を自分で決められない。
任意後見は認知症になる前に自分で決めた人と契約するので、後見人になる人を自分で決められる。

これが大きな違いです。

任意後見は自分の老後の安心を託す制度

成年後見はお金がかかると思っている方も多いと思います。

法定後見は月1万円~(管理財産や事務内容により家裁で決める)
任意後見は月3万円~(契約なので当事者の話し合いで決める)

任意後見でみると、年間報酬だけで36万円~なので、決して安くはないと思います。

しかし、せっかく今まで頑張って働いてきてお金を持っていても、認知症になってしまったら、自分のためにうまく使うこともままならなくなってしまうどころか、詐欺に遭って騙し取られてしまうこともあるかもしれません。

それであれば、代価を払っても、信頼できる誰かに、自分の老後の安心を託すこともひとつの選択肢ではないかと思います。

認知症になってしまってからでは、誰かわからない専門家にお世話してもらうことになってしまいます。

はる行政書士事務所の任意後見サポート

はる行政書士事務所では、お元気なうちからのサポートをお受けしています。

成年後見の理念

  • 自己決定権の尊重
  • 現有能力の活用
  • ノーマライゼーション

を常に心がけながら、ご本人のよりよい暮らしのために寄り添った成年後見をすることをお約束いたします。

具体的には、ライフプランノートを使い、ご本人とコミュニケーションを深め、地域包括センターや自治体の制度を利用しながら、ご本人にとってよりよい形の暮らしを送れるように整えます。

これも、元気なうちから結ぶ任意後見だからこそできること。

老後のくらしに不安のある方はぜひ一度ご相談ください。